カウンセリングで、「いつも自信がない自分を変えたい」「すぐ不安になりやすい自分を変えたい」とおっしゃる方は多いです。


「自信がない自分はダメ」「すぐ不安になりやすい自分はダメ」という自己否定が根幹にあるように思います。


そこで、とても絶望的なことを言いますね(笑)


「いつも自信がない」「すぐ不安になる」は、ある程度は変えられますが、そんなに劇的に変わることはないのではないかなーと思います。


え、、、、元も子もないですか?


そんなことはないです!
生きづらさはだいぶ軽減されると思います。


どんなに成功している(ように見える)人でも、いつも100%自信満々ということはないですし、不安にならないということもないんですね。


なので、「自信がない」「不安になりやすい」こと=「自分はダメ」ではないんです。


単に、「自分はダメ」と思いやすい=「生きづらい」というお話しです。


自信を無くしているとき、不安になっているときに、「自分はダメだ・・・」と責めている時間を、そんな自分も受け止めて、「さて、どうするかなー・・・」と行動する(何もしない・休むなども含め)時間に変えていくことで、また、その癖をつけていくことで、生きづらさが軽減されていくのかなと思います。

この、「自分責め」「自己否定」癖というのはですね・・・なかなかしぶといんですね。


カウンセリングでは、よく過去のトラウマですとか、親との関係性とかにからめながら取り上げたりもします。


そして、その時の状況を客観的に見てみたり、その時本当は言いたくても言えなかったこと、受け止めてもらえなかった抑圧された感情を感じて解放してあげること、なんかもする時はあります。


なのですが、だからといって、急に自信満々にもポジティブな性格にもなるわけではないんですよね。(しぶといですから!)


また、そうなる必要もないのかなと思います。
そうなる必要がある=自己否定 ですからね・・・


不安も自信がないのも、裏を返せば、あなたを守ってくれる大切な資源(才能・ギフト)だったりもするわけです。


それがあることで、得ているものもあるはずなんです。


ということで・・・生きづらさを軽減するまでには、どんな自分も否定せず、受け止める(受け入れるまでできなくてもよい)ことがプロセスとしてはあるように思います。


そんな自分とどう付き合っていくか。そんな厄介な自分をどう対処してあげるか。そこに、自分への優しさがあるんですね。


自分のトリセツを自分でつくって、(セルフカウンセリングの域です)いい感じに前よりはマシなってきたかな、と思えた頃に、ちょっとずつ自信も育っていくのかもしれませんね。


そして、まあまあいい感じの人生じゃないか、と思えた頃に、過去の許せなかった出来事も、どうでもよくなってくるかもしれません。


自信がつく・不安じゃなくなる→自分を責めなくなる とか、
過去を許す→自分が変わる とか、


こうなったからこう!って世界じゃないんですね。


いろんなところが、同時並行で、ちょっとずつラクになっていく。
そんなイメージです。


とかく、白黒思考になりがちなのですが、グレーのまま進んでいくことに慣れが必要です(汗)


そのグレーのままが辛いんだよ!!!という話なんですが、だからこそ、繋がってほしいんですね。


人との繋がり、弱い自分もちょっぴり開示して、受け止めてもらうこと。


なので、友達でも恋人でも、職場の人でもいいので、出会いには敏感でいていただけたらな、と思います。


人で傷ついたことは、人でしか癒せないんですよね・・・。


もちろん、カウンセラーに話す、もそうですよ。


守秘義務があるカウンセラーに、安心してお話しくださいね。


最後はこんなオチになってしまいますが、、、!!!笑


いつでもお待ちしております。