私は完璧主義者で理想も高く、若い頃は「白か黒か」という白黒思考に陥りやすいタイプでした。
自分で高く目標を掲げるので、そこに到達できていない・達成できていないと苦しいのですね。
夢みがちガールでもあったので(笑)いろいろ理想を夢想しては、現実とのギャップに苦しんでいました。
でも、生きるということはほぼ、白でも黒でもない、グレーの状態とうまく付き合いながらやっていくということ。だからこそ、完璧主義だったり、理想・目標が高いと辛いのですね。
また、特に完璧主義ではないにせよ、恋愛など、「相手の気持ち」というこちらからはどうしようもないモノを目の前にしたら、白黒つかない状態が辛い!というケースは少なくありません。
あの人は私のことを好き?嫌い?テレパシーでもあればいいのに・・・ということで、恋愛の悩みを占い師さんに聞く方がいるのもうなずけますね。
話を戻します。
生きていく上で避けようがない「答えが出ない状態」が苦しいのは、理想と現実とのギャップや焦りなどによるものだと思いますが、この「白でも黒でもない状態とうまく付き合う方法」の要領を得ると、それだけでグン!と生きやすくなります。
私は、年齢を重ねるとともに、答えが出ない状態とうまく付き合えるようになってきました。
(まだまだなところもありますが・・・小声)
その理由は、「人生山あり谷ありだよね」「地道にやっていたらいい時も来る」「なんやかんやでここまで生きてきた」というように、苦しい状態から抜け出した経験を重ねるごとに、「そのうち道は開ける」という「自分の人生への信頼感」が芽生えてきたからだと思います。
こんなふうに言うと、「なんとかなる!」「なるようになるよ!」みたいな、ありふれた言葉で励まそうとしているようで、「そんなふうに思えないから辛いんだよ!」と怒られてしまいそうですネ。
ごめんなさい^^;
具体的に私がおすすめするのは、筋トレをイメージしていただくことです。
筋肉って、今日明日で、すぐにはつかないですよね。
日々、コツコツ運動・トレーニングをして、少しずつ身体が変わっていくのだと思います。
「白でも黒でもない、答えが出ない状態」を乗り越えるのも、筋トレと同じように捉えてみていただきたいのです。
「答えが出ない状態に耐える力をつける筋トレ」です。
筋トレを持ち出しておいて、私は運動音痴なのでうまく例えられるか自信がないのですが、自分に合ったトレーニング・食事法などがあるように、心の筋トレも、自分に合った「耐える力」のつけ方を見つけていくのが良いと思うのです。
感情が湧いてくるから辛い。だから、それを思考・戦略に変えてしまいましょう。
悲しい、辛い、と思っている暇があったら、トレーニングするんです!!!
答えを出すために何が必要なのか、答えが見つかるまでにできる行動はあるか・・・
そうやって、試行錯誤していく。
もちろん、感情のままに辛いよー、悲しいよー、と自分の感情を感じるのは大事です。
おさえ込むのは良くないですからね。
自分の感情に耳を傾けられないと、答えも出せません。
でも、ひととおり感じきったら、思考・戦略に頭を切り替えてみてくださいね。
筋トレです!!!
私は、心の筋トレの1クールを、いつも3年くらいと見積もっています。
3年くらい自分と向き合っていると、何かしら変化がでてくるんです。
人によるとは思いますし、爆速タイプの方も、もう少しのんびりさんの方もいらっしゃるかもしれません。
そして、心の筋トレには、パーソナルトレーナーが不可欠なんですね。
私は、カウンセリングにおいて、お客様が筋トレをする人であり、同時に自分自身のトレーナー・コーチである状態がよいと思っているんです。
そして、その「筋トレする人」「コーチ」に伴走しながら応援するのがカウンセラーだと思っています。
どう自分で自分を導いていくのがいいか、一緒に考えるんです。
カウンセラーが導くんじゃない、お客様自身が、自分を変えていくんです^^
今回は、「自己受容・自己信頼をどう築くか」という話を主題にしようか迷ったのですが、どう考えながら自己信頼を築いていくか、というベースのお話となりました。
だって、築き方はやっぱり人それぞれなんですもの^^;
また自己受容・自己信頼の話も、ブログで書いていきますね。
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
「答えが出ない」苦しい状態とどう付き合っていく?
