先日、とある女性経営者の方に「カウンセラーをしているんです」とお話ししたところ、「そうなんですね。私、占い依存になっちゃうんですよね」とおっしゃいました。

カウンセリングという言葉から占い依存が想起されるという点で、どちらも「辛い時に頼るもの」なのだな、と思いました。

何を隠そう、私も20代の頃占いにハマってしまい、ひと月の課金が積み重なって苦しかったことがあります。恥ずかしくて人にはとても言えませんでしたが、とにかく占いを見ていないと不安だったのです。

ちなみに統計学として長い歴史を持つ占いを否定するものではありません。それに、占いの結果うんぬんよりも、前向きに歩めるように関わるのが上手な占い師の方もいらっしゃいますよね。(私は、人が救われるのにあたり、愛ある人のサポートであれば手段はなんでもいいと思っている派です)

占い依存になってしまう心理は、「不安」だと思うのです。安心できる答えが欲しいから占わけです。その際に注目していただきたいと思うことがあります。

・なぜ、過度に占いに頼ってしまうほど不安なのか
・その不安はどこから来るのか
・その不安は本当に心配するに値するものか
・その不安を軽減するための最適な方法は何か

そしてもう一つ、

・どのくらい自己信頼できているか

これに対して、「うっ」と答えに詰まってしまった場合、自分の決断や直感に対して自信が持てないから占い依存になってしまっているのかもしれませんよね。

・なぜ、そんなに自分のことが信頼できないのですか?
・その自己不信は、本当ですか?違った見方ができませんか?

ここは、カウンセリングで一緒に取り組んでも良いと思います。そして、

・過度な「自立」になっていませんか?
・他に適度に依存できるもの・人・ことはありませんか?

これらも占い依存脱却を考えるヒントになります。(月に20万占いにお金を使って、経済的に大丈夫ならいいんですよ、いや本当です!問題だと感じているかがポイントです)依存してしまう理由の一つに、自立に偏っている自分がどこかに存在している、つまり「自立」と「依存」のバランスがうまく取れていない可能性があります。

最後は、自己信頼が深まって、占いと適切な距離感で付き合える・楽しめる、そんな自分になれたらいいですよね。私は今、占いよりも自分の直感の方が当たると思っています。
適度な距離感が取れているバランスのよさが、自己信頼できている度合いに比例していると言えるかもしれません。

自分のことが一番信頼できる、そんな自分になれるようサポートしたいと思っています。