愛されない存在というフィルターを通して世界を見ていませんか?

たとえば、パートナーからちょっと連絡が来ないと「もう私のことを愛していないのではないか?」「見捨てられるのではないか?」「何か悪いことしたかな?」「私の魅力が足りないんだ」と思って不安になり、自爆したメールやLINEを送ったりするケースがありますね。

相手からしたら、「単に忙しかった」「俺のペースはこんな感じが普通」「連絡する必要がなかった」に過ぎなかったりして、急に責められるとびっくりするわけです。なんか無理かもと思って離れるならまだしも、相手にも過去由来の罪悪感があるケースだと、「俺と一緒に居ても彼女は幸せじゃない」「どうせ俺は女性を幸せにできない」「俺は役立たずな男だ」に陥ったりします。

ここで考えていただきたいのは、あなたが感じている「愛されていない感」は、過去由来で無意識に刷り込んだセルフイメージが、パートナーとの出来事で感じる感情を「増幅して」感じさせているのかもしれないということです。

「私は愛されない存在」という色眼鏡のようなフィルターを通して、パートナーを見ているのかもしれません。

幼い頃の少女の私ではなく、今の大人の女性として愛するために

あなたが「もっと私のことを愛して欲しい」「見捨てないで欲しい」「いい子でないから愛されないんだ」「私には魅力がない」は、幼い頃のあなたが、お父さんやお母さんに対して感じていた感情かもしれませんよ、ということです。

あなたがパートナーから欲しいと思っているものは、幼い頃にお父さんやお母さんから欲しかったもの、という視点で見てみてください。

そこに、どんな新しい気付きがあるでしょうか?

幼い頃の未完了、未消化の感情に気付き、よりそい、昇華してあげれば、お父さんやお母さんとの間で起こった過去の体験は抜きにして、目の前のパートナーと向き合うことができます。

あなたが、「私は愛されない存在」「私を愛して欲しい」という感情ではなく、「私は愛されている」という満たされた感情で接することで、パートナーとの関係が好転していく、ということがあるのです。

あるいは、本当に愛されていないのであれば、もう、お互いに尊重しあえない関係や不毛な関係に執着しなくなるかもしれません。そして、あなたにとって新しい世界に住む男性を好きになるかもしれません。(あなたを心から大切に愛してくれる人)

父や母の幻影を背負った幼い女の子としてではなく、大人の成熟した女性としてパートナーシップを築くと、関係性も変わっていきます。

では、どうすればいいのか?というお話をしますね。

そんな私もいるよね、とOKを出し、愛される存在であることを受け取る

自分が変わらなければならない、というのは確かなのですが、今のあなたではダメということではありませんよ。

どうか、今の自分ではダメなんだと追い詰めたり苦しめたりしないでくださいね。

愛されたい私がいて当然だよね、執着したり依存してしまう私もいるよね、こんな自分もいるよね、仕方なかったよね、と受容してあげてほしいのです。

だって、あなたは「愛されない存在」だという辛い感情を抱えて、よくここまで頑張って生きてこられました。

それだけで十分立派なのです。

そういうことか、と、どうぞ無意識下の自分の感情に気づいて受容してあげてください。

そして、あなたは愛される存在であるということを受け取り、今すぐ幸せになっていいのだと自分に許可を出して、幸せになると決めていただきたいのです。

こればブログなので、文字だけで概念をお伝えせざるをえませんが、これらの癒しと自己受容プロセスには、いろいろな感情が付随してくると思います。

ひとつひとつを、丁寧にときほぐしてあげながら、ゆっくりと前に進んでいきましょう。

依存先を増やすということは、心の健康にとても大事なことです。

中には恋愛やパートナーシップについて、カウンセリングで話していいの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いいにきまっています!

カウンセリングという安全な場所で、どうぞお話しくださいね。

あなたが愛し愛される幸せなパートナーシップを実現できるように応援しています。