産後のガルガル期という言葉をご存知でしょうか?
一般的に、産後のホルモンバランスの乱れから、夫を始め周囲に対してイライラしたり、攻撃的になったりすることを指すようです。
私も産後、「これがガルガル期か」と思うことがありました。
そして、産後だけに限らず、「パートナーへの不満が出てきたら、まず自分を労わる」ことの大切さを実感したのです。
出産後、お母さんは小さい命を守るため、ありとあらゆる危機管理をしなくてはなりません。数時間ごとの授乳をはじめ、お世話で睡眠不足の状態。ホルモンバランスの乱れもあいまって、「余裕がない」状態なんですね。
もちろん最近は育児に協力的な男性も多いでしょうし、実家などのサポートがある方もいらっしゃると思います。ですが、そもそも命懸けの出産を終えたばかりですから、どんなに協力してもらったところで、身体はボロボロ。とにかく「余裕がない」のですね。
私は自分の体験からも、おもに、心の余裕のなさ、危機管理、身体疲労の3つから、「夫へのガルガル」が生まれるのだなと感じました。
つまり、いつもなら許容できることもできなくなるんですね。
「私ばっかりが大変な思いをしている」という気持ちもあるかもしれません。
ですから、まずは自分を労り、大切にすることを最優先にしていただきたいな、と思うのです。
赤ちゃんよりも、お母さんが最優先です。お母さんが機嫌良く心地よくいられることが、赤ちゃんの幸せにつながると思いませんか?
数時間、お世話を変わってもらいリフレッシュするなど、パートナーには、あなたが機嫌良く、心地よくいられるように協力してもらってくださいね。
そしてこれは、産後のお話に限ったことではありません。
もし、あなたがパートナーに対してイライラしている時、このことを考えてみて欲しいのです。
・自分を労ることを怠っていないだろうか?
・自分が機嫌良く、心地よくいられるために、パートナーに協力してもらえることは何か?
そして、行動に移せそうなことから始めてみてくださいね。
傾向として、男性に、言わなくても察してくれることは期待しない方がよいです(笑)
言わなくても察してくれることで愛を測ろうとしないで、さっさと「こうしてほしい」と言って、行動してもらいましょう!
(これをお読みの男性方は、上記を踏まえて、できることがないか考えてみてくださいね。頑張り屋さんだったり、謙虚な女性だと、言わないで抱え込んで期待していることも多いものです。まずは、言葉にしてもらってください。)
もちろん、根本的にどうしようもないパートナーで別れた方がいいケースもあるでしょう。ですが、もしパートナーへの不満が出てきたら、まずは自分を労る、自分を大切にする、自分が機嫌良く心地よくいられることに目を向けてみてくださいね。
自分の心に余裕をつくることを、遠慮なく、堂々としていいんですよ。
あなたの笑顔が、家族の笑顔になるのです。
人に話を聞いてもらうだけでも、心は癒されるものです。
カウンセリングやパートナーシップコーチングも、ぜひお役立てください。