今回は、「罪悪感の家族間連鎖から一歩抜け出すこと」についてお話ししたいと思います。
親とうまくいかない、親が攻撃的だというご相談は多いです。(もちろん、自分が攻撃的になってしまうというご相談もあります。)
攻撃は、助けを求める声だといいます。あなたの家族が陥っているワナは何でしょうか?
攻撃の裏には、「罪悪感」「自己否定」「自責」などが隠れていることが多いです。
例えば、「自分には価値がない」「自分は無力だ」「自分は愛されていない・うまく愛せない」「自分は失敗をしてしまった」など・・・
そして、それはあなたが問題だと思っている親が抱えている感情でもあり、あなたが抱えている感情でもあります。
それは、親を愛せない自分自身への「罪悪感」であり、「自己否定」「自責」です。
「いやいや、親のこと、めっちゃ嫌いなんですわ。私が罪悪感なんてとんでもない」と思われたでしょうか?
もう一度、よーく胸に手を当てて考えてみてくださいね。
小さい頃、誰もが親(保護者)に愛されるために、一生懸命に親を愛そうとします。
こんなに小さい子が・・・と思うくらい、子どもは親のことが大好きで、笑顔にしたい、助けたいと思っています。
そもそも、人は根本的に愛したい、役に立ちたい生き物だとも思います。
だからこそ、愛せない自分を責めてしまうのです。
ですから、「親子間の問題がある」状態の時は、親もあなたもきょうだいも、みんなが罪悪感・無力感を感じているケースが大変多いです。
そこで、おすすめしたいのが、まずはこのブログを読んでくださっているあなたが、家族の中で一番に、罪悪感のワナから抜け出すということです。
あなたがリーダーシップをとって、家族を光の方向へ導いていくんですね。
このブログにたどり着いてしまった方は、その役目を担う・担える存在だと思ってください(笑)
家族の中で一番に、罪悪感から抜け出す・・・それは、何を意味するのでしょうか?
・勇気を持って、「許す」に取り組むことかもしれません。
・あなたから先に「与える」ことかもしれません。
・お互いの自立のために、「課題の分離を行う」ことかもしれません。
・恐れを超えて、あなたが誰よりもまず「幸せになること」かもしれません。
何をすることが、どんな行動が、どんなあなたになることが、罪悪感の家族間連鎖から一歩抜け出すことになるのか。
あなたの潜在意識は知っているはずです。
カウンセリングでは、それを見つけるお手伝いを行っていきます。
そして、あなたの応援団になります。
少々抽象的なお話になってしまいましたが、ピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ひとりで取り組むのが難しい時は、上手にカウンセリングを活用してくださいね。