いつもお読みいただきありがとうございます。
今日は、「感情を感じること」について書いてみようと思います。

現在、【インナーチャイルドが抑圧した感情を感じてみる】というワークを含んだセッションメニューをご提供しています。一応、そういう趣旨のセッションではあるのですが、そぐわないかな、今ではないかな、という場合は認知や行動レベルにアプローチする方向でご提案しています。

【インナーチャイルドが抑圧した感情を感じてみる】ことで、「本当はこういうことを言ってほしかったんだな」「本当はこうしてほしかったんだな」といった心の声に気づくわけですが、自分の感情に深く入るよりも、まず理論でどういうことか納得しないと進めない、という状態もあると思うのです。

認知レベルからリフレームして緩むことで感情を感じられるようになるのか、感情を感じることで緩んで腑に落ち納得できるのか、どちらがきっかけでもOKです。いずれにせよ癒しの過程では両方が同時に進んでいくわけですから、とっかかりやすい方からで良いのではないでしょうか。

ここで注目したいのは、「感情を感じることが苦手」という点です。

「お父さんがいつも怒鳴り散らしていて怖かった」
「お母さんが愚痴ばかり言っていて辛かった」

など、幼少期に保護者に感情的な人が居て嫌だった・辛い思いをしたという理由で、自分の感情にフタをしてしまうケースもよく見かけます。ただ、感情にフタをしていることが日常的になると、自分の本音が分からなくなってしまうんですね。

「頭では理解しているけれど、感情が消化されない」「私って何がしたいんだっけ」「何を望んでいるんだっけ」といった状態です。また、ここでは詳しく触れませんが周りに感情的な人を呼び寄せてしまうケースもあるかもしれません。

私のご提案としては「感情に意識的になってみましょう」ということです。白か黒か思考で「感情的=悪い」「理性的=良い」と価値観が極端に偏っているわけですが、本来あなたは人間であってロボットではないのですから、どんな感情が出てきてもいいわけです。(それをそのまま露わにして他人にぶつけているわけではないのですから)

悲しいな、嫌だな、辛いな、めんどくさいな等の感情が出てきた時に

「ああ〜私って今めっちゃ嫌って思ってる。そうだよね、そんな時もあるよね。すごく嫌だよね。あーーー!嫌だね〜嫌だ。かわいそうに。本当に嫌だよね。分かるよ・・・ああ、嫌だね。よしよし。」

と意識的に感じてみる

自分で自分を理解してあげることができれば、やがて感情さんも納得して去ってくれます。ついでに「偉いね、他人に八つ当たりしないで自分で処理できて偉いよ」と自分褒めもしてしまいましょう。(一石二鳥)

これを繰り返していると、感情がやってくることが怖くなくなるし、感情を感じることも上手になっていきます。直感力が冴えてくるので、自分をぞんざいに扱う人に対して「なんか嫌だなあ」と察知して離れることもできるし、逆にワクワクするような気持ちも出てくるようになります。

この文章をお読みになって少しでもご理解・共感いただけたら、ぜひお試しくださいね。結果を気にせずコツコツ、コツコツ、コツコツ積み重ねていくことである日「なんかそういえば変わったかな?」と思える日がやってきます。

感情に良い・悪いはありませんから、ありのままの感情を感じてあげてください。一人で難しい時は一緒に取り組んでいきましょう。

お読みいただきありがとうございました。

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