私がいけないんだ、私がダメなんだ、私がもっとこうだったら・・・
自分を責める「罪悪感」という罠。
罪悪感を持ちやすい方というのは、内省が得意だったり、自分を客観的に見ることができていたり、人を笑顔にしたい、何かをしてあげたいという思いを持っていたり、長所がたくさんおありの方なんだと思います。
ですが、あまりに「罪悪感」の罠にはまってしまうと、「罪悪感」は攻撃になってしまうんですね。
どういうことかというと・・・
あなたが誰かを笑顔にしたい、役に立ちたい、支えてあげたい、応援したいと思っているように、あなたの周りの人たちも、あなたのことを笑顔にしたいと思っているんですね。
あなたの大切な人の顔を浮かべてみてください。
あなたが「私がダメなんだ」と自分を責め続けていると、周りの人は、あなたのことを「笑顔にできていない」と感じてしまうんですね。
そして、「私がダメだからいけないんだ・・・」という、罪悪感の連鎖を生んでしまいます。
言い方を変えれば、あなたが感じている罪悪感も、もしかしたら、身近な誰かが感じていたものかもしれないんですね。
「罪悪感」という攻撃、というタイトルにしてみましたが、これがひどくなってしまうと、罪悪感を持つことで、周りの人を攻撃することにもなりかねません。
罪悪感を持っていると、相手の態度が、あたかも自分を攻撃しているかのように感じてしまって、ちょっとしたことでも過剰に反応しがちになってしまいます。
自分が自分を見ているように、世界のことを見ているからです。
自分を攻撃していると、他人のことも、自分を攻撃している人ばかりに見えてしまいます。
(あるいは、引き寄せてしまいます。)
だから、罪悪感を持っている人ほど、怒りも現れやすいし、引きこもってしまいやすい、そんな印象もあります。
もちろん、事実として、「私がダメなんだ、私がいけないんだ」と感じざるを得ない出来事があったのかもしれません。
ですが、勇気を持って、その出来事を癒し、捉え方を変えて、一歩踏み出していきませんか。
それは、あなたが生きやすくなるためでもありますが、あなたを大切に思う、周りの人のためでもあるからです。
自分のためにできないことでも、人のためだと思えば、進める気がしませんか?
あなたが罪悪感という攻撃を手放すことは、罪悪感に苦しんでいる、あなたのすぐ近くにいる人を救うことに繋がっているんですね。
これは、家族など、近い関係の人ほど多いケースだと感じます。
また、もしかしたら、私のことを大切に思っている人なんていない、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
それは、あなたがご自分のことを「無力だ」と感じているからこそ、見えている世界かもしれません。
あなたがご自分の持つ力を思い出した時、周りの世界が違って見えるように思います。
綺麗事だと感じた方ほど、チャンスかもしれませんよ。
あなたは、誰かを助けてあげられる人だし、笑顔にしてあげられる人です。
心から応援しています。