いつもありがとうございます。

今回は、過労で体を壊しかけていても頑張っている方、辛い恋愛を手放せない方など、「辛い」に対して麻痺してしまっている状況について書こうと思います。

私は昔、週に2日は完全徹夜して働いていたことがあります。
徹夜して遅く帰った分遅く出社するのではなく、会社に泊まってそのまま一睡もせず仕事をし、ちょっと机で30分昼寝するといったイメージです。とにかく仕事量が多すぎて、終わらないのです。翌朝10時からのプレゼン資料を、夜中の4時から作っていたこともありました。

会社の流し場で髪を洗い、会社に住んでいる状態。家賃がもったいない状態。さらに、お風呂にどうしても入りたくてタクシーで帰宅する際は自腹で支払っていました。会社の経費を無駄にしてはいけないと思っていたのです。

もともと広告制作の仕事は徹夜も多いので「この業界だから仕方がない」「ベンチャーに転職したから仕方ない」と思っていました。そして、「私の能力が足りないから仕事が終わらないんだ」「不可能を可能にするアイデアがないからいけないんだ」と思っていました。
1年で全社員20人ちょっとのうち、8人くらいが徹夜の多さを理由に退職していましたが、それでもそう思っていました。

今となっては、その会社で得たものや学べたことが多かったので後悔はしていませんし、むしろ感謝しています。ただ、今が幸せだから言えるのであって、一歩間違えると病気になっていたなと思います。

当時、産業カウンセラーの講座を受講しており、徹夜明けで講座に向かうこともしばしば。カウンセリング実習中にオブザーバー役をしていると、つい眠ってしまう有様でした。講師の方から心配され現状を話すと「早く辞めたほうがいいよ。会社はあなたを守ってくれないのよ。」と断言されました。産業カウンセラーの勉強をしている人が、職場でそのような状況だというのもトホホな話です。

でも、その時の私は「こうあるべき」「こうでなければならない」にガチガチに縛られていました。

・できないを言い訳にしてはいけない
・ベンチャーでは与えられるのを待つのではなく自ら行動すべき
・社員は経営に口出しせず社員の役割を全うすべき
・期待は応えるものではなく、期待は超えるもの

などなど・・・
結局、2年働きましたが常に頭がフワフワするという(!)危険な感じになり、父が亡くなって葬儀の準備をしている時に「お前の仕事、ぜんぶ俺のところに来るけど」と言われたのがきっかけで目が覚め、退職しました。(葬儀の準備をしながらも徹夜で働いていました)

もちろん、そこには私の「認知の歪み」問題があります。なぜそこまでしてしまったのかという問題ですね。
ここは「自己肯定感」「自己受容」関連トピックでもちょこちょこ書かせていただきますが、今回私がお伝えしたいのは、

辛いなら真実ではない

ということ。

恋愛だってそうです。辛いのに、「でも彼が運命の人だから」「優しい時もあるから」「私にもダメなところあるから」「子どもがかわいそうだから」と、いろいろな理由がでてきますよね。

でも、辛いんですよね?

辛いなら、真実ではないのです。真実を隠すためにいろいろな固定観念や理由づけが出てくるのです。必ずしもすべて「退職」や「別れ」につながっていると言っているわけではありませんよ。

真実を求めてくださいね。あなたが辛いなら真実ではありません。「真実を隠すため」と書いたのは、以下のような意味です。

その「辛い状況」に自分をとどめておくことで、あなたは何を守っていますか?何を得ようとしていますか?

あなたはいつでも精一杯やっています。ただ、その「精一杯」を、真実ではない方向に「エネルギーを使ってしまっている」だけです。

10年後のあなたが今の自分に声をかけるとしたら、何て言うだろう?
尊敬するあの人が今の自分を見て何て言うだろう?

少し考えてみてくださいね(*^_^*)

あなたは幸せになるために生まれてきました。だから、いつでも真実を求めていただきたいと願っています。

大丈夫です。いつでも精一杯やっているのです。方向性を軌道修正するだけ。そして、「今となってはあの頃に感謝」という風に、どんな経験も無駄になることはありません。

あなただけのマイ・ベスト・シナリオを生きることを応援しています。いつもお疲れ様でございます!愛を込めて(*^_^*)