「あんな言い方をして、相手は嫌な感じに受け取っていないだろうか?」

「あのLINEの書き方は、嫌な気持ちにさせていないだろうか」


そんなふうに、自分が発したコミュニケーションについてくよくよと悩んでしまうことはありませんか?


かくいう私も、昔はそうでした。(今でもちょっとあるかな)


付き合いはじめの恋愛のお悩みで、この手のご相談は多いですし、恋愛以外でも、家族、職場の人間関係、友人関係などにおいてもよくお聞きするお悩みです。



さて、この手のお悩みに私がお伝えするのは「自分がコントロールできない部分は手放しましょう!」ということ。


よく考えてみてください。


たとえば、自分がコミュニケーションにおいて受け取る側だったとして、こんなことはありませんか?


○同じことを言われても、自分の心のゆとりがない時はイライラしてしまう。

○嫌なことがあって、人間不信に陥っているときだと、どんな善意もうがった見方をしてしまう。


など・・・



そう、人間は機械じゃないので、Aというメッセージを受け取ったから必ずBという反応が起こる、という単純なものではないのです。



だから、相手がどう受け取るかはコントロールできないのですから、そのことについて悩んでも無駄なのです!

あなたが悪意なく、いつもの思いやりのあるあなたのままで発したことなら、自信をもって大丈夫。

万が一誤解が生じたとしても、その時に解消すれば大丈夫。

起こってもいないことに、くよくよしなくて大丈夫。



そのようにお伝えしています。



これ、言葉の使い方に対して繊細で、思いやりのある方ほど悩むんですよ・・・。


だから、基本的にそんな優しいあなたが発したことなら大丈夫なはずなんです。

また、恋愛関係でも、基本的に「あなたが言いたいことを言えばいい」「してあげたいことをすればいい」んです。


「重いと思われたかな?」「余計なおせっかいだったかな」など、好きであればあるほど悩んでしまいますよね。


でも、それも含めてあなたです。


恋愛におけるコミュニケーションは、特につきあいはじめや片思いのときなどは、成功/失敗、OK/Not OKで考えがちですが、そうではなく、お互いに擦り合わせていけばいいし、居心地のよい関係をつくるためにも、無理をせず、背伸びせず、あなたらしくいればいいんですよ。



「相手が受け取ったことが、あなたのコミュニケーションの成果」


これは、私がコミュニケーションをとるなかで大切にしている言葉です。


ある意味、コミュニケーションに責任を持つという「自己責任論」に近いものがあり、自分のコミュニケーションを「点検する」のに大切な視点です。

自分の価値観フィルターで相手をジャッジしないという優しさにもつながると思います。(日々精進です)



ただ、発したあともくよくよと悩み続けてしまうのは、精神的にも悪影響。


「相手がどう受け取ったか」は相手にゆだね、尊重し、何か不具合が起こったときに対処することも、心の健康には大切なのではないかな、そんなふうに思うのです。



少しでもお役に立ちましたら幸いです。